ヘアレーザーとは

ヘアレーザーについて

ヘアーレーザーについてご存知でしょうか？

端的に説明すると「育毛サロンや薄毛治療専門クリニックの一部で行っている低出力レーザーを使った育毛療法」です。古くから主にアメリカ、ヨーロッパ、ロシアなどで開発・研究が行われてきており、日本人には最近になってようやくその名前や存在が知れてきました。

そしてその低出力レーザーによる療法を、家庭でも手軽に実践できるよう開発されたのが、ヘアレーザーX5やLEIMO(レイモ)などの家庭用育毛ヘアレーザーです。

ヘアレーザーで期待できる効果は、医療分野で以前より血行改善や新陳代謝活性化のために使われていた低出力レーザーによって頭皮の血行を改善することです。低レベルレーザーが毛穴までレーザーエネルギーを供給して毛嚢細胞を再生し、炎症を治癒できるとされており、640から660nmの光が頭皮の血管を拡張し、脱毛の進行を止める事が確認されております。血行が改善されれば、毛根により多くの栄養が運ばれるため、健康で強い髪を育む環境が整います。また、実際の事例ではDHTのようなAGAの原因である有害な老廃物を除去する効果も確認されています。それらの効果が認められ、FDA(アメリカ食品医薬品局)にも認定されるほど、アメリカでは育毛剤やサプリに並ぶ育毛対策の主流の一つです(ただし厳密に言うと、FDA認定を受けているのはヘアマックスのみ)。

ヘアレーザーの効果についての注意点

前述のようにアメリカ、ヨーロッパ、ロシアでは既に広く普及しているヘアレーザーですが、ここで１点、ヘアレーザーを使用する際には注意が必要です。

それは”いくらヘアレーザーによって頭皮の血行を良くしても、そもそも毛根に必要な栄養が不足していては育毛効果は期待できない”ということです。

薄毛治療専門クリニックなどでは、頭皮の血行改善のために低出力レーザーによる治療をすると共に、毛根に必要な栄養素を頭皮に直接注入したり、患者の症状・体質に合った錠剤を処方することで発毛力を高める治療をしています。

つまり、自身でヘアレーザーによるケアをする場合でも同様に、育毛に必要な栄養を摂取もしくは注入しなければ、高い効果を得ることはできないでしょう。よくネット上の口コミや評判を見ていると、ヘアーレーザーはその効果にかなり個人差があるよう見受けられますが、その理由として、血行促進だけではなく”＋αで対策をしているかどうか(または意識せずとも自然にやっていたかどうか)”が、その差を生んでいる要因ではないかと考えられます。また、元々頭皮の血行自体には問題がない方がヘアレーザーを使用しても、期待するほどの効果は得られないかもしれません。まずは自身の頭皮の状態や症状を見極めることから始めるべきです。

併用する育毛アイテムは何が良いか

ではヘアレーザーと併用できる育毛アイテムは何があるでしょうか？

答えは簡単で、育毛剤、育毛シャンプー、育毛サプリメント等が挙げられます。

しかしそれぞれのアイテムには効果の違いや特徴があります。アイテムごとに相性の良いタイプを見ていきましょう。

育毛剤の場合

育毛剤の場合、育毛剤の種類でも解説していますが、簡単に分類すると血行促進系、男性ホルモン抑制系、頭皮脂質除去系、栄養補給系の４タイプの育毛剤が存在します。

ヘアレーザーで頭皮の血行が促進される訳ですから、血行促進系の育毛剤を使う必要はありません。

ではその他の３タイプのうち、どれが良いのかということになりますが、それはやはり自身の症状や傾向に合わせたものを使うべきとしか言いようがありません。AGAによる薄毛なのか、栄養不足によるものなのか、皮脂の過剰分泌が要因なのか、といった具合に、薄毛の原因は様々だからです。自身の頭皮の症状・傾向についてはこちらでチェックいただければ、大体どのタイプにすればよいのかが判断可能です。

ご自身に合う育毛剤との併用によって、相乗効果が期待できるでしょう。

≫育毛剤一覧を見る

育毛シャンプーの場合

育毛シャンプーの場合は、実はアミノ酸系シャンプーの１タイプに絞られます。その他にアルコール系、石鹸系といった種類はありますが、詳しくはこちらをご覧下さい⇒育毛シャンプーの種類

ただし、育毛シャンプーの選び方でも解説の通り、ヒトには大きくノーマルタイプ、オイリータイプ、ドライタイプの頭皮・髪質が存在しますので、シャンプー選びの際にも、やはり自身の性質を把握する必要がありますので、しっかりと自己分析により見極めてからお選びください。

≫育毛シャンプー一覧を見る

育毛サプリメントの場合

育毛サプリメントの場合、育毛サプリメントの種類と選び方でも説明していますが、総合栄養型と特効薬型のサプリが存在します。

育毛効果を手っ取り早く実感したい方は特効薬型を、毛髪への栄養供給が十分にできるだけの健康体としてのベースができていないという方は、総合栄養型をお試しください。特効薬型を使って効果が期待できるのは、食事の栄養バランスや生活習慣がきちんと出来ているというのが条件だとお考え下さい。

ですから理想的なことを言えば、「まずは食事や睡眠をはじめ不摂生をせず、規則正しい生活習慣により自然な形で健康体を手に入れた上で、特効薬型のサプリを補助的に併用する」、というような理想的な生活習慣とサプリの補助的使用が実践できればかなりの育毛効果が期待できるでしょう。

≫育毛サプリメント一覧を見る

心がけるべき生活習慣

もちろん一番望ましいのは、ヘアレーザーに限らず育毛アイテムを使用しないで、普段の生活や栄養バランスを意識した食事により健康体を維持することで、本来持っているヘアサイクルを取り戻すことです。

そこで、ご承知のものもあるかとは思いますが、普段から取り組める育毛に良い生活習慣を挙げておきます。これを実践することで根本改善を目指しつつ、それでも仕事やライフスタイルの都合上やはり補助的に育毛アイテムが必要だと感じたときに、ヘアレーザーをはじめ自分に合った”継続可能なアイテムや手段”を取り入れてください。

■普段から心がけるべき取り組み

• 自分なりのストレス解消法を見つける。ストレスは血行不良のもとですし、ストレスにより内臓に負担がかかると身体はそこにエネルギーを消費してしまい、髪へ供給される栄養が二の次になってしまいます。
• 脂っこい食事を好む方や偏食ぎみの方は、野菜や海草を含めたバランスのいい食事を心がける。多くの野菜や海藻などに含まれる成分は、育毛アイテムの効果をより高める働きがあります。
 
• 髪は夜に成長するため、寝不足や夜更かしをせず、早めの就寝と十分な睡眠を心がける。（22～23時には就寝することがベター）
 
• 薄毛(特にAGA)には男性ホルモンが深く関与しているため、女性ホルモンに近い働きをする大豆イソフラボンが含まれた豆乳や豆類などの食材を摂取する。
 
• 毎日洗髪して頭皮を清潔に保つことは重要ですが、必要な皮脂まで落としすぎないよう、肌に優しい植物系洗浄成分のシャンプー(アミノ酸系シャンプー)を使う。
 
• パーマやカラー、ヘアドライヤーを長時間使用するといった、髪・頭皮への負担となる行為を控える。
 
• 適度な有酸素運動を定期的に行い、基礎代謝力を上げる＆身体全体の血の巡りを良くする。
 
• たばこ、お酒を控える。
 
• 帽子の被りすぎ、被り方に気をつける。(蒸れやサイズ、摩擦が発生するヘルメットなどは避ける)

モノに頼るのは最終手段とし、まずは正しいケアや取り組みについてできることから始め、継続することが大切です。

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