ヘアサイクル

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ヘアサイクルとは

ヘアサイクル画像2

人間の髪の毛は生えてから同じものが一生伸び続けるのではなく、一定期間成長した後、自然に抜け、またしばらくすると、同じ所から同じような毛が生えてきて、全体としては毛量は一定するものです。

この生え変わりの現象を毛周期(ヘアサイクル)と言い、このヘアサイクルは年齢や性別等によって多少違い、女性は4~6年、男性は3~5年の成長期を続け、平均すると約5年の成長期を持っています。

日本人の頭髪は約10万本生えていますが、これが5年で抜け変わっていますので、計算すると一日約55本となり、この数が一応正常な抜け毛の数と言えます。この抜け毛の数は健康状態や栄養状態、年齢、季節などとも関係があり、個人や性別によってサイクルが異なるため、3年の成長期で91本、6年で46本ということになり、この範囲であれば正常ということで、抜けた毛が正常な脱毛根であれば問題ありません。しかし、異常脱毛根の場合は、抜け毛の数は少なくても要注意ということになります。

 

毛髪の成長メカニズム

毛根詳細

毛髪の、皮膚の外へ出た部分を毛幹部と言い、皮膚の中に埋もれている部分を毛根部と言います。毛根は毛包という鞘状のものに包まれており、毛髪はこの中を伸びて皮膚表面に現れ出て、外へ外へと押し出されて伸び続けていきます。

毛包の下の部分は玉ねぎ状にふくらんでおり、この部分を毛球と言います。この毛球の末端はろうそくの炎の形のように凹んでいて、毛乳頭を包んでいます。毛球と毛乳頭が噛み合ったような形になっており、毛乳頭には毛母細胞を養う血管が分布していて、毛髪の発育に大切な役割を担っています。ここでケラチンという硬い蛋白質(たんぱく質)をつくり、このケラチン蛋白質がどんどん作られると毛母細胞は大きく成長し、分裂を繰り返して押し出すように毛髪を作り出しています。

毛球部の毛母細胞は、体を作っている細胞の中でも生活力が活発な細胞で、毛球の下半分の部分で絶えず分裂・増殖を続け、毛髪本体と毛根鞘を作り、しだいに上に押し上げられ、水分を失って角化を行いながら各層への分化が始まります。

毛髪をつくる細胞は毛球の中心あたりから分裂し、毛の色を作る色素細胞(メラノサイト)の作ったメラニン色素を取り込みながら角化を進めて毛髪を成長させていきます。

健康な毛髪が作られるには、

・毛包、毛乳頭が存在すること
・栄養状態が良好で血行も順調であり、アミノ酸やビタミン、ミネラルが十分に送られてくること
・蛋白合成酵素が存在して、その働きに必要な自律神経やホルモンに異常がないこと

など、これらすべてが毛髪の健康にとっては必要なものということになります。

毛髪の成長は毛先が伸びるのではなく、血液が運んでくる栄養分によって毛根部の毛乳頭で細胞が分裂して毛が作られ、外へ外へと押し出されて伸びていくもので、頭骨の発達やその他の事情により血管が圧迫されて血行が悪くなると、毛の成長が阻害されてしまいます。

毛髪の成長のための栄養は、血液中の栄養からとるのが基本原則で、そのため不規則な食事や偏食に注意し、常にバランスのとれた栄養を毛乳頭に送り込むようにすることが大切であると言えます。

では、特に育毛効果のある食物とは何でしょうか?

≫育毛効果のある食物

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