薄毛・抜け毛のQ&A
ここでは薄毛・抜け毛についてよくある質問や疑問をまとめています。
Q1.一日に髪の毛が何本以上抜けたら、薄毛の兆候と言えますか?
A1.51~121本以上これはあくまで目安ですが、頭皮環境が正常な健康な方でも、年齢・性別・個人差はありますが一日平均50~120本ほどは抜けるものです。これはヒトの髪にはヘアサイクルが存在するためですが、正常なヒトの毛髪は、この抜け毛と生える毛の数というのは同等数となり、常に生え変わりを繰り返し、一定量を保つ仕組みになっています。
ですので、一日50本生える方は51本抜けたとき、120本生える方は121本抜けたとき、といった具合に、生える毛の数よりも抜け毛の数の方が上回ってしまったときが、薄毛の兆候と言えます。とはいえ、一日の生活の中で抜け毛の数、生えてくる数を正確に数えるのは不可能に近いです。よって、自分で兆候を掴むにはシャンプー時、就寝から目覚めた時などの”一番抜けやすい時”を狙って、抜けた毛を集め、これを週一回程度、3ヶ月ほど継続して統計するのがよいでしょう。決して簡単なことではありませんが、3ヶ月間ほど統計した結果から、変化を見定めた上、対策を講じるかどうかを判断できれば理想でしょう。
また、数だけではなく、その抜け毛の毛根の状態に注目することも大事です。
Q2.「ハゲは遺伝する」というのは本当なのでしょうか?
A2.本当です古くから、薄毛は遺伝するのかしないのか、その如何については物議をかもしてきました。
今でもはっきりと薄毛遺伝の謎について解明されているわけではありませんが、「遺伝する」のか「遺伝しないのか」のどちらかで答えた場合、「遺伝する」が正解です。
この根拠についてはここに綴り出すとキリがありませんので、肝心なところである「薄毛遺伝のヒトは対策をしても無駄なのか」について焦点を絞って回答すると、これは「無駄ではない」です。
たしかに薄毛遺伝は存在しますが、あくまで遺伝していないヒトよりハゲやすい体質というだけで、生活習慣や衛生管理、ストレスフリーなどがしっかりできていて健康な髪が育つ状態を維持できている方であれば、ハゲは防ぐことができます。
事実、私の身近な存在で薄毛家系の男性兄弟のうち、兄は薄毛、弟はふさふさです。生活の違いを見てみると、兄は無類の酒好きで毎夜晩酌、夕飯はまともに食べていません。弟は規則正しい生活を送っており、健康そのものです。その結果が、二人の毛髪量の違いにはっきりと現れています。
Q3.頭皮が硬いとハゲるんですか?
A3.頭皮の硬さは血液からの警告です頭皮の硬さは人それぞれです。頭皮の硬い人でも、髪がフサフサの人もいます。
ですので「頭皮が硬い人=ハゲる」と一概には言えませんが、肩こりや首こりによってその人が持つ頭皮本来の軟らかさを失っているなら話は別です。
髪は、血液から運ばれた栄養を基に成長します。
肩こりや首こりは、頭皮への血行不良を起こし、抜け毛が増えたり、髪が細くなる原因にもなります。
特に仕事柄デスクワークが多いという人は、気をつけたほうが良いです。最近頭皮が硬くなってきたと思ったら、血液からの警告と受け止め、血行促進を心がけましょう。
お風呂あがりにストレッチをして全身の血液循環を良くしたり、頭皮のマッサージを心がければ、その人本来の頭皮が戻り、抜け毛防止にもつながります。
また、全身を動かすような運動や適度な筋トレ運動によっても、血行改善は可能ですので、日頃から身体を動かす習慣を身につけるのが一番の得策です。